言ってはいけない 残酷すぎる真実 を読んだ感想
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実家(沖縄)に帰省する際に乗った飛行機の中で読んだ1冊。
大きな声では言えないが(タブー)、それを主張するだけの定量的データがあるものから紹介していく。読む人からすると刺激的、あるいは不快に感じるかも。
・馬鹿は遺伝する(IQの遺伝率から)
・犯罪者は遺伝要因(環境要因)
・美人とブスでは経済格差3600万(生涯賃金。男性は格差がもっと大きい)
などなど。 自分が興味あるようなところだけ所感。 「子育てや教育は子どもの成長に関係ない」という章。
1.様々な事象の遺伝率と環境要因(非共有要因。同じ家に住んでいて、同じごはんを食べる、などは共有要因になる。)をまとめたデータがあったが興味深い。
「音楽」や「美術」「スポーツ」などの分野で遺伝要因が強いのは理解できるし、経験・感覚的なところは多くの人は持っているんじゃないかな。
その中で、自閉症・ADHDの遺伝率(80%以上)が高いところは、注目せざるをえない。仕事柄、発達障害の人たちとかかわる仕事をしていると、納得できる部分とそうでない部分と。
ただ、日本の文献では、定量的な数字はあまり触れられない(タブー?)だろうし、ひとつの参考資料としては重要かな。
2.子どもは親の言うことを聞かない理由
子どもの行動選択は「子どもの世界で生きていくために」必要なことが優先するということ。つまり、子どもにとって、子どものグループで「排斥されないか」が重要であり、親の言うことと子どものグループのルールが衝突した場合は間違いなく、子どもグループのルールが優先される。
うーん。そうなると親ができることって少ないよね・・・。
親のできること→?
・ありがちな「教育指導(おせっかい)」ではなく、その子が伸びる方向がグループの仲間外れの理由にならないこと。勉強を伸ばしたいのであれば、「勉強ができる」ことが排斥の理由にならない環境に。
「頭の悪い女子」ができるのは、「勉強ができる(ばかりしている)ことがグループで嫌われること。だったら女子校に入れるとか。 うーん。 自分としてはこーゆー話大好きで、とても楽しく読めたんだが。
この内容を人にドヤ顔で話すのは危険かな。