「ぼくらが毎日やっている最強の読み方」を読んだ感想
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
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月に300冊の書籍と、毎日11社の新聞に目を通すという2人。圧倒的な情報量を咀嚼し仕事に活かす方法をいろんなテクニックを交えて紹介しています。
自分がこの本を活かすには
私は別にプロブロガーでもないし、知識人として仕事をしているわけでもありません。ので、当然この2人とまったく同じことができるわけありません(当たり前ですね
でも、いろんな分野の知識が拡大していくこと自身はとても楽しく、一種の趣味になっています。本当はいろんな分野のいろんな情報を得たいと思っているのですが、うまく時間がつくれない。子どもの世話だったり、仕事の準備だったり(仕事柄、いわゆる『業務時間』外でも仕事に関わる何かをしていることが多い。)
うまく、この本の内容を消化するためには、この本に書いてあるように「つまみ食い」をする必要がありますね。
なので今日は「1.明日から実践できること」と「2.この先実践したいこと」を覚え書き。「3.感想」も最後に。
1.明日から実践できること
新聞編
○新聞はいまでも「世の中を知る」基本勝つ最良のツールであることを理解する。ネットはまだ新聞の利便性を越えていない。ただし、1紙のみを読み続けること、は危険。1紙を定期購読し、たまに、他紙を買って読む。
○朝は、時間を決めて(私の場合は20〜30分くらいかな・・・)全体を流し読む。夜に朝に興味をもった記事を中心に読む。
雑誌編
普段雑誌はほぼ読んでないので、ここではなし。
インターネット編
○ネットは実は効率が悪い、ことを知る。玉石混淆の情報から、自分の「必要とする」「精確な」情報を選び取らなければならない。
書籍編
○基礎知識(中学校レベル)が入っていることが重要である。抜けている場合は教科書でまずはしっかり入れる。(世界史Aの教科書と日本史Aの教科書をメルカリで購入しました笑)
2.この先実践したいこと
新聞編
あんまないかな。とりあえず今でも月4000円くらいの購読料が高いな〜、と思っているので。これが高くない、と思うようになったらまた考えよう。
雑誌編
○「dマガジン」を始めるのを前向きに検討。そんなに日々の生活に余裕もないので、出費考えながら。
ネット編
○これまで同様、正しい情報を探すためのツールとしては最大限活用したい。本書で指摘されているように「(自分が)偏りやすい」や「デマをつかみやすい」というデメリットに最大限注意しながら。
書籍編
○速読をやってみたい。パラ読みみたいな。1つのテーマに絞って3〜4冊買ってきて、パラ読みしながら、重点的な要素を抜き出したり「ネタ本」にあたるなど。
3.感想
アウトプットを意識してブログを
著書中でも繰り返し2人が述べていたのは、「アウトプットによって知識や思考は定着する」ということ。せっかくブログがあるので、今後は本を読んで得られた知識や思考を定着させるため、更新頻度多めにしていこうかな。まあ誰が読んでるわけでもないし気楽に。
ネットについて著者との認識の相違
この著書を読んでて気になったのは、この2人はかなり「ネットの有用性について懐疑的」ということ。新聞・雑誌で「知り」、書籍で「理解する」というプロセスが基本であり、ネットは味付け程度、なのだろう。
私も概ね賛成である。最近の新聞・テレビが「偏っている」のは確かであり、今まで疑うこともなかったテレビ・新聞の至らない部分を指摘したのは、ネットの功績でしょう。特にYOUTUBEにアップされる政治系チャンネルは目から鱗の分析や情報も多い。
が、「ネットが全て正しい」「ネットにこそ正しい情報はある」と声高に叫ぶ方々の中に、テレビ・新聞とは逆方向に「偏りすぎた」情報が支持されすぎている人が居ることを感じます。
その辺を意識しながらネットとは付き合っていきたいですね。
まとめ
良書です。もっと早く出会っていたかったな。