グレ教員の日々の感想

学校嫌いな小学校支援学級教員。日々の思いを忘れないように書くブログ。子育て、学校、読んだ本とか。専門は発達障害支援。

教員がiPadを買ったなら最初のアプリはGoodNotes5をおすすめするって話

教員×タブレット

教員の同僚で、iPadを購入した、あるいは購入を検討している人が増えてきている。

 

ただ、パッと見てる限りタブレットを買ってもうまく使えていない教員も多いな、ってのが印象で、教員がiPad買ったなら「このアプリだけ入れとけ」って話を今日はする。

それが、Goodnotes5。

GoodNotes 5

GoodNotes 5

  • Time Base Technology Limited
  • 仕事効率化
  • ¥980

apps.apple.com

ちなみにiPad以外のタブレットでこのアプリが使えるかどうかは調べてすらいないので基本iPad前提の話になるのでご了承の上で読んでほしい。

 

GoodNotes5とは?

有料のノートアプリで、iPadでノートを取っている人なら絶対知っているであろう有名アプリ。なので、iPadをそれなりに使えてる人からしたら何を今更って感じだと思うし、そういう人はこの記事ではこれ以降有益な情報はないと思う、とは先に明言しておく。

 

買い切りで980円。使ってみたらわかるが、980円はどう考えても安い。サブスク隆盛時代に買い切りで使えるってほんとすばらしいと思う。

 

いわゆるノートアプリなんだけど、汎用性が高くて、足りない部分があんまりないので、とりあえず1個目のアプリならこれ使っとけばオーケー。

私は私物のiPadを持ち込んで学校業務に活かしてるわけだけど、そのほとんどはこのアプリで行われているといっても過言ではない。

ApplePencil必須。

注意点としては、iPad用のスタイラスペンが必須のアプリであるのでそこは注意。指でのタッチでも使えないことはないが、利便性が格段に落ちるので、少なくとも何かしらのペンは必須と考えている。私は純正のApplePencilを使っているけど、純正だと第一世代Pencilでも10000円を越してくるので迷う人もいるとは思う。2000円くらいのサードパーティ製のペンも使ったことはあるけれど、やはり純正の使用感とは雲泥の差だったので、知り合いに相談されたらとりあえず純正Pencilをオススメはしている。

 

教員が使うなら

教員が使うなら、ってことで使用例をあげていくけど、要は私がどう使っているか、って話になる。

ぶっちゃけ私もGoodNotesの機能をフルで使いこなせてるわけじゃないけど、ライトな使い方だけでも全然980円の元は取れてると思ってるので無理して使い込んでやる、とも思わない。無理して使おうとすると逆に非効率だったりするので自分が使える範囲で使えばいいと思う。

 

ノートとして使う

教員といえば、自分用のノートを作っている人が多いと思う。週案書いたり、授業の記録取ったり、多分人によってそのへんは使い方はいろいろだと思うが、紙のノートでできることの大体はGoodNotes5でできるから、「無限にページの使えるノート」として使い始めてもとりあえずいいと思う。

ノートを何冊もGoodNotes内に保持できるのもメリットで、例えば「学年」とか「学級」とか「分掌」とかで何冊もノートを使いわけている人はそれだけで荷物が減るのでメリット。

 

書類管理をする

GoodNotesの強いところで「PDFの読み込み」と「書類スキャン」ってのがある。

「書類スキャン」ってのは、プリントをそのままノートのページにできるやつで、その上にペンで書き込みできる。

「PDF読み込み」も同じ感じ。PDFで事前に資料が配られたりするならこっちの方がスムーズ。もちろん上から書き込み可能。

フォルダ分けもPC上みたいに階層で整理できるので煩雑にならない。

 

学校ってところは今の時代になっても世界で一番紙使ってるなんじゃないかって思うくらい毎日職員室の仕事机には大量のプリントが散乱する。しかも内容は「学年関係」「学校全体関係」「分掌関係」「行事関係」などいろんな集団で使う内容になるので整理が必須。

自分も以前は、プリント綴りを何種類も用意して「学年」「職員会議」みたいにファイリングしてたけど、場所を取るし、年度末に処理するときにプリントシュレッダー祭りにはうんざりしていた。GoodNotesにしてからは、プリントが来たらそのままスキャンして、即座に捨てることを意識してたら机の上がスッキリした。

 

以前勤めていた学校は、毎日「日報」を配る学校で、そのプリントの管理としてGoodNotesが大活躍した。ページもスキャンしたやつをあとから追加できるので、一日ごとに1ページずつ追加していくことでプリントはたまらないし、あとから参照するのも楽だったのでこのアプリを使っていてよかったと思った。重要な情報が乗ってるページにはマーキングしたり、文字入力でタグつけとけばあとから検索もできるので便利だった。

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階層でフォルダ/ファイルを管理

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iCloud同期

このアプリの強いところとして、アプリ内のデータをiCloudに同期すること。これにより、デジタルものの弱点である、「端末の動作不調」の際にもバックアップが付いてることになるので安心。

 

以前iPadが急に電源がつかなくなって修理に出したときも、データはiCloud上に残っているので事なきを得た。仕事で使っているものこそ、「端末が壊れたから内容すべてオジャン」ってことはあってはならないと思う。

iCloud同期しているとiPadで書いたものと同じ内容をiPhoneで見られるのも地味にメリット。

 

使う際の注意点

こんな感じで、教員が仕事として使うのにGoodNotesってのはすばらしいアプリだと思うんだけど、一応注意点というか使用条件もいくつかあるので挙げておく。

 

ネット環境があったほうがいい。

まず、GoodNotesを使う際に、ネットにiPadが接続している環境があったほうがいいと思う。理由は先の「iCloud同期」や後述する「クラウドサービスとの連携」があるからだ。職場でこの環境を用意できない状況だと、GoodNotes5の優秀さは半減するからうまいことやってほしい。

一般的な解決策はセルラーモデルiPadにするか、iPhoneでデザリングとかになると思う。私は後者で常に持ち歩くミニバックに入ったiPhoneのデザリングによって環境を用意している。インターネット共有を自動にしとくと一瞬でiPadがネットに繋がるから、不便に感じたことは一回もない。

 

クラウドサービスとの連携

何かしらのクラウドサービスは契約しておき、GoodNotesと一緒に使うほうが十分にパフォーマンスを発揮できると思う。

クラウドサービスにPDFファイル等や写真を保管しておき、クラウドからGoodNotesに引っ張ってくる、という作業が結構便利だからだ。業務PCとiPad間でのデータの受け渡しもクラウドを経由することでスムーズになると思う。

私はGoodNotesを使う前からEverNoteのプレミアムプランに契約してたのでそれを活用しているが、GoodNotesの相性というか、使い勝手がそんなにいい気もしていないので、別のサービスに移行したい気持ちもある。一応dropBoxの無料プランを併用してなっとかやりくりしているが効率がいい気はしていない。

DropBoxとかGoogleDriveなど、だいたいの有名どころのサービスと連携可能なので、自身の環境に合わせて選べるとこもGoodNotesのいいとこ。これらのサービスは業務用のパソコンと連携させることでいろいろできると思う。その際は職場とか自治体のルールとうまいこと折り合いつけてやってみるといいと思う。

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録音機能はない

もうこれはしょうがないが、録音機能はGoodNotesにはない。そして、GoodNotesにあったらいいと思うことは多々ある。

講師を呼んでの勉強会とか、授業の反省会とかで、メモしながら話聞くときには録音機能があったらとても便利なのは、録音機能付きのノートアプリを使えばわかると思う。。

私は以前は普段はGoodNotes、録音したいときは別アプリの「Notability」を使い分けてたけど、今はどうしても録音したいとき以外はNotabilityは使わなくなった。Noteアプリの使い分けはあんまりおすすめしない。欲しい情報を探すときに、に時間がかかってなんだか本末転倒感がある。

 

まとめ

まぁいろいろ書いたが、「教員の仕事でiPadどう使ってるの?」って聞かれたらこのアプリを一番使ってるので紹介してみた。

私もノートアプリをそんなにたくさん使ってきたわけじゃないけど、このGoodNotesっているアプリで不満はないし、今後も使い続けていくつもり。アプリの使用例なんかはググれば大量に出てくるので、自分なりの使いかたを見つけられると思う。最初のアプリとしてはおすすめ。

以上。