自分の頭で考えようー知識にだまされない思考の技術を読んだ感想
本の概要
ブロガー「ちきりん」さんの著書
ちきりんさんが日々どのように「考えて」いるかを書いた本。
思考テクニックやプロセスが、実際にデータ分析をする形で書かれているので、読者もちきりんさんと一緒に分析をしなふがら深めるようになっている。
2012年発行で、結構古いですが。kindle版で購入
本の感想
気になった点を抜き出してコメントします。若干原文と表記が変わっているものも
「知識」と「思考」を分けて考える。
これを改めて言われると全くできていないことに気づきました。
日々、教育や社会、経済など人並みに思考、しているつもりでいましたが、それらはあくまで「知識」として知ったものであって、「自分のアタマで考え」たものではなかったです。
特に教育関係の問題に対する分析は、有名な実戦家やブロガーのお言葉を鵜呑みにして自分の意見として人様に発信していることが多いような気がします。
この点については自身で意識していないと、気づかないうちに思考停止に陥るのでしょう。序章に書かれていた内容ですが、それに気づけただけでもこの本を読んでよかったです。
「意思決定プロセスは情報収集の前に考える」
洋服1着買うのにも、何かしらの判断基準がある(価格・デザインetc..)。それらを事前に決めておいてから、情報収集や分析を行うと無駄がない、ってことですね。
たしかに、学校でも「運動会について話し合おう」みたいな会議はときどきありますが「何を基準にして決めるか」を会議前に明らかにして会議に入ることで、時間を短縮することができるかもしれませんね。
プライベートでは、私は本を衝動買いすることが多いので、本屋で本を選ぶプロセスとかも決めてから本屋に入るといいのかな・・・。
「情報」を集め、結論としてアウトプットするのが思考!
できてない!しなきゃ!していこう!
ブログやTwitterはそうやって使わなきゃね。
「数字を見たら、「なぜ?」「だからなんなの?」」
「なぜ」→原因はなにか?
「だからなんなの?」→このあとどうなるの?
「判断基準はシンプルに!婚活女子を見習って」
婚活女子は「結婚して幸せになる」というはっきりした「目標の姿」を持つがゆえに、判断基準を「経済力」と「相性」の2つに絞り、相手を判断するそうです。
さらに、「どちらかがかけていた場合」、「経済力」>「相性」を優先するそうです。これには合理的な理由があって、「相性」は自分の努力でなんとかできる(歩み寄れる)可能性があるから、だそうです。
これくらい単純化できると確かに判断できない!ってことはなくなりそうですね。ポイントは評価軸を2本に絞るってことでしょうか。
「知識は「思考の棚」に整理しよう」
知識を丸覚えするってことではなく、「思考」してから頭の中に。
「頭の回転が早い」人って実は、「知識が入る前に事前に考えておく」ことを実践しているらしいです。だから新しいことを聞いたときにすぐ、「つまり、〇〇ってことですよね」と言える。「こういう知識が入ったら、こう考える」ってことを事前に考え終わっておくってことですね。うわ。難しい・・・。
でもできたらかっこいいですよね。少しずつチャレンジします。
まとめ
結局インプットいっぱい入れてもアウトプットできなきゃ意味ないですからね。
アウトプットがよりスムーズにできるようになりたい。この本が一つの材料になるのではないでしょうか。