グレ教員の日々の感想

学校嫌いな小学校支援学級教員。日々の思いを忘れないように書くブログ。子育て、学校、読んだ本とか。専門は発達障害支援。

【学校】夏休みの教員の仕事〜子ども・保護者対応編〜

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夏休みは夏休みでやることいっぱい

はい。前回の記事で夏休みは教員も子供以上に嬉しく思ってるよ、って話をしました。

 

karly1008.hatenablog.com

 

 

ただ、学校職員にとって夏休みは「休み」ではないんですね。「心落ち着けて仕事ができる期間」だから嬉しく思っているのです。子どもが学校に来ないなら来ないなりにやることは沢山あります。むしろ、子どもが来ないので時間はあるだろ、という前提で、平常日課中にはなかなか行われない業務がガンガン詰め込まれます。

 

さて、「夏休みって先生は何してるの?」という問いに答えられるように、あるいは自分のために、夏休みの業務を整理していきたいと思います。第一弾は「子どもの対応系」について

 

夏休みならではの子ども・保護者の対応

夏休みでも実は保護者、子どもに対応しなければならないことはたくさんあります。先程「夏休みは子どもが来ない」と書きましたが、嘘です。夏休みでも子ども(保護者)は来ます。正確には「来る日もある」ですね。

じゃあどんな対応があるかというと。

 

1.個人面談系

保護者との面談系を夏休みに設ける学校は多いです。普段の平日、授業やってるとなかなかできないので夏休みで。これがまず大変だったりします。35人クラスでかつ全家庭実施だと、日程調整だけで一苦労です。さらに実際の面談では、1家庭10分だとしても全員で350分(6時間弱)。もちろん10分で終われない家庭もいくつかあるのが恒例です。(生活上課題のあるお子さんのご家庭や、配慮が必要なご家庭など)もちろん学校の日程に合わせて都合をつけてくださっている家庭には感謝の気持ちをもっていますが、35人を一人で対応するとなるとなかなか大変です。

35人クラスだと1家庭10分だとしても350分(6時間弱)かかるわけです。実際には保護者の都合や担任の部活や出張などなどいろいろあるので何日かに分けて実施します。

 

 

2.子どもの登校日系

水泳指導(プール解放)や、補習を夏休みに設けている学校(自治体)も多いです。

子どもたちの参加は学校によって自由参加だったり原則全員参加だったりしますが、基本として管轄するのは教員となります。待ち構えて

私個人としてはプール開放は学校の役割ではないと思っています。命にかかわることですし、開放する側の労力がかかり過ぎる。ご家庭や子どもとしてはタダでプールに入れて嬉しいとは思いますが。

 

小学校では1. 面談系、2.登校日系 は7月に集中させる学校が多いようです。また、日数なども学校により差があるようです。

 

3.部活の監督・指導

これは上記2つと比べて異質なのでまったく別の業務だと考えて良いです。小学校は力を入れているところとそうでないところの差が大きい印象ですが、中高は一貫してヤバくて、夏休みが部活の予定で全て埋まった先生の話も各所から聞こえます。大会等も夏休みに行われますもんね。幸いにも(?)私は部活指導を一度もしたことがありません。これだけでもだいぶ楽して生きてる部類の教員ですね。否定はしません。

部活のヤバさについては、内田先生の本がわかりやすい。

私も2年ほど前に読んで感想書いてた(この頃の私は自分のことを教員と公開していなかったみたいです)。

 

karly1008.hatenablog.com

 4.イレギュラー系

「夏休みの予定」には入っていないけど意外とある。

たとえばクラスの子が大怪我したので様子を電話で聞いたり(必要ならば見舞いなども)、近所の夏祭りを見回りしたり、(私は呼ばれたことありませんが)クラスの子が万引きしたので店に呼ばれたりとか。まぁ長期の休みはいろいろ起こる。不登校気味の子の家に家庭訪問に行ったこともありますかね。

 

まとめ

こんなところでしょうか。たぶん学校によって夏休みの業務はかなりちがうと思いますが、直接子どもにかかわる業務はこのへんかと。子ども・保護者対応ということで、当然適当にはできないことですけど、一方で「本当に必要か?」(プールとかね)ということもあるな〜、と思ったり。

では、夏休み業務第2段も書きます。近いうち。