グレ教員の日々の感想

学校嫌いな小学校支援学級教員。日々の思いを忘れないように書くブログ。子育て、学校、読んだ本とか。専門は発達障害支援。

【学校】教員やるなら自治体選びは重要だな、って思った話。

新型コロナウイルス、COVIDー19は全く収束の気配がありませんね。むしろまだまだ拡大しそうな雰囲気です。

個人の予想では、今の日本の対応では感染を止めることはできないと思っていますが、今はできることをやるしかないですね。

 

先日の総理大臣から出された「緊急事態宣言」を受け、関東付近の公立学校の多くで休校期間が延長になりましたね。気分としてはだいぶ時間が経ったような感覚に陥っていますが、まだ先週のことなんですね。

 

隣の市同士で対応が異なる小中学校

 

今回の記事の主題ですが、同じ「緊急事態宣言」を出されている県で、「隣り合った市町村」にもかかわらず、小中学校の対応が全然違うことで、自治体選びは重要だな、と思ったわけであります。

 

今月4月7日(火)、緊急事態宣言が出され、関東圏にある私の住む県もその対象内となりました。

緊急事態宣言が出されることは、遅くても前日6日(月)の昼には普通に報道されていましたから、緊急事態宣言が出されることは多くの人や多くの組織は予想して今後の行動を決めていたのではないでしょうか。

 

私が住む県では、当初の予定では

4月6日(月) 始業式

その数日後(確定してしまうので一応伏せときます)入学式

 

という感じで日程が組まれていたのですが、まぁこの世の中の感染状況ですよ。休校延長になるのは当然だろう、と思っていました。

 

が!

●私の勤めるA市の対応(4月6日(月)時点)

①ここまでに、特に学校や市民への連絡なし。当たり前のように通常通りの判断。「やります」も「やりません」もなし

②入学式は換気をよくして、「通常通り」決行

 

 

4月6日の朝は保護者の皆様から「本当に今日学校あるんですか?」や「行かせたくないので休ませます」などの電話をたくさんいただきましたよ、ええ。せめて「やります」のアナウンスはしようよ・・・。ってか教員も困るから。

 

一方その頃、

●隣のB市の対応(4月6日(月)時点)

①前日5日時点で5月6日までの休校延期を決定。

②始業式・入学式は中止

 

 

いや、私の勤務校は市境に近いので、ちょっと先の学校は全面休校なのですが、こっちの学校は「通常通り」に加えて、保護者など不特定多数が押し寄せる入学式もやろうって話。このときは正直「アタマオカシイ」って思ってしまいました。

 

これだけでは終わりません。

4月7日(火)に緊急事態宣言が出され、本県も対象に入りました。流石に全面休校でしょう・・・。

 

と思いましたが。

 

●私の勤めるA市の対応(4月7日(火)の朝時点)

①今後の休校に関する話、一切学校側に連絡なし(!!!!)

②入学式に関する話もなし

 

 

えええ???困りますよ本当に。休校にするならするで、子どもに対してできることもあるんですから。

 

(4月7日の午前10時時点)

①次の日から休みにすることがとりあえず確定。

②入学式は予定通りやる(!!???)

③学校で子どもを預かる「預かり保育」とやらがあることも確定。

 

 

子どもがいる時間帯に、教室に内線で「明日から休み」の連絡をもらう。いや、覚悟はしてたから用意はしてたけどさ。もっと早く言えただろうが。

 

この日の午後から市内の校長先生を集め、市の教育委員会で会議をしたらしい。(いや遅いでしょw朝から、ってか昨日からやっとけ。むしろ状況見たら会議なんかいらないです。すぐ休校でしょw)

(4月7日の午後3時時点)

追加連絡

①集団感染したら困るので、入学式は「規模を縮小してやる」よう各学校で工夫すること

 

 

はぁ???????

 

いや、正直あり得んですわ。隣の市は日曜の段階で「休校延長。行事中止」を決めているのに。なんだこの決定できないgdgd感は。追加で変な判断するくらいなら最初からやめる、って言ってくれ。こっちはいろいろ前から準備してるんだよ。

 

って声が現場でもいたるところで決めました。いや、あの状況で「入学式やりたい」って思う教員いないんじゃね?

 

なんで市を跨ぐとこうも対応が違うのだ?危険な状況なんてうちの市と隣の市で変わらないのに。

結局入学式はやりましたよ。できる限りの感染対策はしましたが、うーん、本当にやらないで欲しかった、って感想です。正直、この先私が感染することになったら、一番のありうるタイミングはこの入学式ですね。

 

市が違うということの重み

同じ県なのに市が違うだけで、こんなに判断が分かれるということは、市の決定機関がそれぞれ独立して学校に指示を出しているんですね。行政にはいままで興味がなくて、詳しくないのですが、我々教員に指示を出しているのは市の教育委員会なんで、教育委員会の体質とかその時のトップの考えとか、いろんな要素が含まれた結果なんでしょうなぁ。

一ヒラ教員としては、市が決めた決定事項を変えることは難しいので、「働く市を選ぶ」ことが大切なのかも、と思いました。

 

今から教員採用試験を受ける方は、今回の対応を見て(Twitterなどで〇〇市で検索するといいかも)受ける県や希望する市を選択してもいいと思います。安易に「地元の市だから」なんて理由で選ばないほうがいいですよ。市が変わると全然対応違いましたから。

 

ちなみに、休校関係以外も私の勤めるA市は、今回の対応でひどい決定が多くて、しかもその決定が二転三転して現場を酷く混乱させました。あまり書くと特定されてもアレなので伏せましたが。

 

前回の記事に引き続きまたしても愚痴記事ですね。すみません。次回は読んだ本の感想でも書きたいな、と思っています。